円安を活用する資産運用

リスク分散を常に考えて運用する

金融取引では、常にリスクを分散することを考えることが、とても大切です。金融取引にはたくさんの種類がありますが、最初にやるべき、簡単なリスク分散の方法は、たくさんの取引を少しずつ行っておくことです。

金融取引は相互に影響し合うという特徴を持っています。例えば、ある国の財政状況、そして政治情勢、外交情勢が不安定だと、その国の通貨は、国の経済発展の展望がないとして、価値が低い通貨として投資家たちに扱われるようになってしまいます。それなら、その国の通貨を他の国の通貨に替えればいいのかというと、そう単純なものではなく、例に挙げた、ある国の通貨の価値が低くなってしまうような状態が別の国の経済またはその他の状況に大きな影響を与えてしまうことも考えられるため、投資家はそのような国の通貨も「低い」と一足飛びに結論づけてしまい、売りに出す、つまり通貨の価値を下げてしまうということもあります。

この他に、為替の変動は、輸出入の観点から、企業の株価などにも影響しますし、逆に、株価の変動は、その企業が所属する国の企業活動の指標となるわけですから、為替レートに影響することもあります。

このように、金融の世界では株や為替、その他、金や原油などの商品取引が相互に影響し合うだけでなく、世界経済の状況や政治の状況などもからも影響を受け、それら全ての結果として、全く別の現象が生まれます。つまり、経済というのはとても見通しを立てることが難しく、この難しさが、金融取引のリスクとなるわけです。

分かっているのは、金融取引のどれが下がっても、その影響で、他の何かの値段や価値が上昇したり下降したりという、結果、または余波が起こるということだけです。こういった特徴から、たくさんの種類の取引を少しずつ行っておくということはリスクを分散するための最善の方法と言われています。とはいえ、特に初心者の人や、金融取引を職業ではなく、お小遣い稼ぎのような感覚で行っている人は、あまりにたくさんのものを取引するのは大変ですので、利益を得る見込みがあって、変動がすくなく、また予測のしやすい取引、つまり株や国債、金や原油などの商品取引などを行うことをおすすめします。